【ミステリアスミラー®︎】 チタンリップルス 【ミステリアスミラー®︎】 リップルス 【ミステリアスミラー®︎】JEUX D’EAU(ジュ・ドー) etc ステンレスについて 原初の削り - Originis Elan

原初の削りと省資源化ステンレスが描く、次世代のミステリアスミラー®意匠パネル

投稿日:

大量生産・大量消費の時代から、「何を選び、何を残すか」が問われる時代へ。

建築やインテリアに携わる私たちは、空間の美しさだけでなく、その背景にある素材のストーリーも引き受けるようになりました。

今回、東洋ステンレス研磨工業がご紹介するのは、ニッケルなどのレアメタル使用量を抑えた省資源化ステンレスをベースにした、ESG時代にふさわしい新しい意匠パネルシリーズです。原初の削りが創りだす、鋼本来の輝きをそのままに、半鏡面の「ぼんやりと映る」表情を追求したミステリアスな金属面に4つの個性豊かな意匠をまとわせました。

 

・ルミナボルテ

・RIPPLES(リップルス)

・水明(すいめい)

・Jeux d’eau(ジュ・ドー)

 

光と影、水と風、時間の流れ。環境配慮型の新素材でありながら、どこか原始的な記憶を呼び覚ますようなステンレスパネル。それが、次世代に向けた私たちの答えです。

なぜ今、「省資源化ステンレス」なのか。

ESGに応える“素材選び”というデザイン

建築や空間デザインにおけるESG対応は、「省エネ設備」や「再エネ採用」だけでは語り尽くせません。

壁・天井・什器・カウンターといった“素材そのもの”が、どれだけ環境に負荷をかけず、どれだけ長く使えるか――その問いが、すでに多くのプロジェクトで始まっています。今回の省資源化ステンレスは、

 

・ニッケルなどのレアメタル使用量を抑えた 省資源設計

・ステンレスらしい 高い耐久性とリサイクル適性

・長寿命ゆえの ライフサイクルコスト低減

 

といった特性を持ちながら、意匠研磨によって

“環境配慮=我慢”ではない世界観を実現します。

デザイナーや建築家にとって、それは単なる「環境対応素材」ではありません。

 

・調達リスクの低減

・長期的な価格・供給の安定

・建物のストーリーに組み込めるESGメッセージ

 

上記の要素を兼ね備えた、プロジェクトの背骨になり得るマテリアルです。

半鏡面がつくる、「ぼんやりと映る」鋼の美学

私たちがこだわったのは、鏡のようにすべてを映し出す反射ではなく、輪郭をやわらかく溶かし込む“半鏡面”のニュアンスです。

半鏡面の意匠デザインは”原初の削り”から生まれる鋼本来の表情です。

 

・人の気配や光の動きを、抽象画のような影として映しこむ

・昼と夜、自然光と人工照明の変化を、静かなゆらぎとして受け止める

・見る人それぞれの“心象風景”を映す 余白 を残す

 

そんな、不思議な安心感を空間にもたらします。

省資源化ステンレスに施した独自の意匠研磨は、鋼の奥底からにじみ出るような素地の光と、表層でそっと揺れる半鏡面の反射を、絶妙なバランスで両立させました。

「サステナブルであること」と「美しいこと」が、同じ方向を向く。その結論のひとつが、この原初の削りがもたらす、半鏡面ステンレス意匠パネルです。

4つの表情が紡ぐ、光と水のストーリー

ここからは、今回展示する4種の意匠をご紹介します。いずれも、素材のルーツは同じ省資源化ステンレス。

そこに異なるリズムとテクスチャーを刻むことで、全く違う世界観を立ち上げています。

意匠①: ルミナボルテ – 光が渦を巻く、原初のスクリーン

「ルミナボルテ」は、光の渦(vortex)をテーマにした意匠です。

水の中で刃物を研ぐような、特別な研磨プロセスによって、鋼の表面に

深いストロークと、わずかなうねりを生み出しています。

そこに光が当たると、

 

・一方向ではない、多重のハイライトが渦を巻き

・見る角度によって、刀身のような鋭さと、布のような柔らかさが交錯し

・壁一面が、静かなオーロラのように表情を変える

 

そんなダイナミックでありながら、どこか祈りにも似た静けさを感じさせるパネルです。

おすすめのシーン

 

・ホテルやレストランの エントランスウォール

・高級レジカウンターの フロントパネル

・ギャラリーやミュージアムの シグネチャーウォール

 

光源の位置と色温度を少し変えるだけで、空間のキャラクターを大胆に変えられる、

“ライティング前提”の建築素材としてお使いいただけます。

意匠②:RIPPLES – 水面に広がる、記憶のさざなみ

「RIPPLES」は、その名の通り

水面に広がる波紋をイメージした意匠です。

一見すると静かな金属面。しかし、足を一歩動かすだけで、

 

・さざなみのような反射が 時間差で追いかけてくる

・上下左右に揺れ動く光が、空間にリズムを刻む

・人の動きと音が、目に見えない水面を揺らしているかのように錯覚させる

 

そんな、「動き」を可視化するスクリーンの役割を果たします。

おすすめのシーン

 

・バーカウンター背面の ボトルディスプレイウォール

・商業施設の 吹き抜け壁面

・住宅の ダイニングやリビングのアクセントウォール

 

RIPPLESは、音や人の流れがある場所ほど、その場にしか生まれない

一期一会の“光の演出”を生み出してくれます。

意匠③:水明 – 静かな水鏡がもたらす、清澄なインテリア

「水明」は、早朝の湖や、雨上がりの水たまりのような、濁りのない水面の静けさをテーマにした意匠です。半鏡面の特性を活かしながら、研磨目を極めて繊細にコントロールすることで、

 

・表面に ノイズ感の少ない、なめらかな光のグラデーションを生み出し

・強い照明を当てても、ギラつきではなく柔らかな反射に変え

・近づいて見ると、細やかな研磨の息づかいを感じられる

 

そんな、“静かに語る”パネルに仕上げました。

おすすめのシーン

 

・医療・ヘルスケア施設の 受付・待合スペース

・スパ・温浴施設の リラクゼーションエリア

・住宅の キッチンまわりや水回りの壁面

 

水明は、クリーンでコンテンポラリーな印象と、心を落ち着かせる質感を両立させたい空間に最適です。

意匠④:Jeux d’eau(ジュ・ドー) – 遊ぶ水、踊る光

フランス語で「水の戯れ」を意味する「Jeux d’eau」。噴水や水のカーテンを思わせる、軽やかでリズミカルな意匠です。ランダムでありながら、その奥には綿密な研磨設計があり、

 

・細かなストロークと点描のような反射が きらきらと踊る

・距離をとると、薄いベールがかかったような柔和な表情に変わる

・昼と夜、自然光と人工光で まったく違う“水遊び”の顔を見せる

 

そんな、ポジティブなエネルギーを持つパネルです。

おすすめのシーン

 

・ショップやポップアップストアの ブランドウォール

・子ども向け施設や教育空間の アートパネル

・オフィスの カフェスペースやコラボレーションエリア

 

Jeux d’eauは、空間に「ちょっとした遊び心」と「上質なきらめき」を添えたいときに・・

ESGと意匠性を両立させる、設計者目線のメリット

この省資源化ステンレス意匠パネルシリーズは、デザイナー・建築家の皆さまに、次のような価値を提供します。

メリット①:素材選定そのものが「ESGの回答」になる

 

・レアメタル使用量を抑えた省資源設計

・ステンレスならではの高い耐久性と、リサイクルのしやすさ

・長寿命で、張り替えや廃棄の頻度を下げられる

 

これらは、環境配慮・資源リスク低減・ライフサイクルコスト削減といったESG指標にダイレクトに響きます。設計趣意書やプレゼンテーションの中で、「なぜこの素材を選んだのか」を、言葉と数字の両方で説明しやすくなります。

メリット②:光と空間演出に強い“素材としての器”

4つの意匠はいずれも、光と組み合わせてこそ真価を発揮するテクスチャーです。

 

・エントランスのストーリーテリング

・バックカウンターのブランディング演出

・室内照明とのインタラクションを前提にした壁面設計

 

など、照明計画と一体で考えることで、「設備で盛る」のではなく「素材で魅せる」空間づくりが可能になります。

メリット③:加工自由度とカスタマイズ性

板材ベースのステンレス意匠パネルであるため、

 

・サイズ

・形状(ストレート/R形状/カットワークなど)

・取り付け方法

 

など、建築・インテリアのディテール設計に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。小さなサインプレートから、吹き抜けを貫く大型ウォールまで。プロジェクトのスケールを問わず、「環境配慮 × 意匠性」の軸を貫く素材として計画に組み込んでいただけます。

BAMBOO EXPOで、「未来のステンレス」を体験する

今回の展示では、ルミナボルテの意匠を、省資源化ステンレスベースで実物展示いたします。会場では、ぜひ次のポイントにご注目ください。

・距離を変えながら、半鏡面の反射がどう変化するか

・自然光とスポットライトで、表情がどう“二重人格”のように切り替わるか

・他のマテリアル(木・石・ガラス・テキスタイル)との隣り合わせで、質感や温度感のコントラストがどう立ち上がるか

 

図面やモニターの中だけでは伝わらない、「金属がここまで表情豊かになれるのか」という驚きを、ぜひ体験しにいらしてください。

 

デザイナー・クリエイターの皆さまへ – ご相談のイメージ

私たちは、プロジェクト初期段階からのご相談を大変期待しております。

例えば、次のような関わり方が可能です。

 

・ブランドストーリーやコンセプトに合わせた、4意匠を組み合わせたミックス提案

・厚み・サイズ・取り付け方式も含めた、具体的なディテール検討のお打ち合わせ

・実物サンプルを用いた、クライアント向けプレゼンボードの共同作成

 

「空間のコンセプトは決まっているが、素材にまだ決定打がない」

「ESG対応を打ち出したいが、美しさも絶対に妥協したくない」

そんな時こそ、省資源化ステンレスx原初の削り × ミステリアスミラー®を思い出していただければ幸いです。次世代の空間をつくるパートナーとして、私たちは“鋼の表情”で、その物語づくりをお手伝いします。

 

お問い合わせ・サンプル依頼

プロジェクト名・用途・ご希望の意匠(ルミナボルテ/RIPPLES/水明/Jeux

d’eau)をお知らせいただければ、最適なご提案とサンプルのご用意をいたします。

お問い合わせ・お見積依頼

現在、省資源化ステレスは準備中のため、少し時間を要しています。(2025.11.25)

 

※本ページの内容は、展示会「BAMBOO EXPO」での実物展示内容をもとに構成されています。

仕様・ラインアップは予告なく変更となる場合があります。

最新情報は、当社までお問い合わせください。