チェッカープレートは、表面の突起によって滑り止め機能を持たせたステンレス板です。一方、荷物を載せて輸送し、荷下ろしする用途では、突起が荷物に引っかかって抵抗になることがあります。この記事では、突起部分を選択的に研磨し、滑り止め機能を保ちながら荷物を降ろしやすくする加工例を紹介します。
チェッカープレートとは

チェッカープレートは、このような「×」の表面模様があるステンレス鋼です。掲載している板のサイズは1219mm×2438mmです。

表面を拡大すると、滑り止めとなる突起の形状を確認できます。
荷下ろし時に生じる課題
通常の床材として使う場合には問題ありません。しかし、チェッカープレートの上に荷物を載せて輸送し、その荷物を降ろす用途では工夫が必要です。輸送中は荷物がずれにくい一方、荷下ろし時には「×」形状の角が引っかかり、抵抗が増えて降ろしにくくなるためです。

写真の赤で示した箇所が、荷物に引っかかりやすい突起部分です。
突起部分を選択的に研磨する方法
荷下ろし時の抵抗を抑えるため、チェッカープレートの突起部分だけを選択的に削ります。

突起の角を研磨することで、荷物を動かす際に必要な力を抑えやすくなります。

この加工例では、チェッカープレートの頭部分だけを機械設備で削っています。
研磨によって得られる効果
チェッカープレートが持つ滑り止め機能を活かしながら、荷下ろし時の引っかかりを抑え、荷物を降ろしやすくする機能を加えられます。
まとめ
チェッカープレートの突起部分を選択的に研磨することで、輸送時の滑りにくさと荷下ろし時の動かしやすさの両立を図れます。用途に応じて、研磨する箇所を調整することが重要です。