純チタンは、軽量・高強度・高耐食性を持つ金属です。IP Goldチタンは、その純チタンに黄金色の意匠と表面機能を付加した材料です。この記事では、既存のCCT280サイクル試験、曲げ試験、落重試験、碁盤目・煮沸試験の結果をもとに、耐食性・加工性・密着性を整理します。
01チタンの基本特性
既存記事では、純チタンの特徴を「軽い・強い・錆びにくい」と整理しています。海辺や酸性環境など、耐食性が求められる用途で検討される材料です。
02IP Goldチタンとは
IP Goldチタンは、純チタンに黄金色の表面を付与した高耐久意匠材として既存記事で紹介されています。伝統建築、海岸付近、店舗サイン、外装材など、意匠と耐久性を両立したい用途で検討されます。

金色の表面設計はPVDゴールドの記事も参考になります。
03CCT280サイクル耐食試験
既存記事では、海岸付近を想定した耐食性評価としてCCT280サイクルの比較結果を掲載しています。試験条件下では、チタン試験片に変色・腐食が見られなかったと記録されています。

温泉環境の別試験については温泉腐食に強いチタンをご覧ください。
04チタン・金箔銅板・SUS316の比較
| 材料 | 既存記事の結果 |
|---|---|
| チタン | 変色・腐食なしと記録 |
| 金箔銅板 | 表面腐食を確認 |
| SUS316 | 錆を確認 |


材料選定全体は金属の耐食性もあわせて確認してください。
05曲げ加工・落重試験
既存記事では、板厚0.4mmの試験片について90°・R0.75tの曲げ試験を行い、割れや剥離がないことを確認しています。また、落重試験では先端径5/8in、錘4lb、高さ4ftの条件が記録されています。


06碁盤目・煮沸・テープ試験
既存記事では、碁盤目ケガキ後に100℃の水道水へ48時間浸漬し、テープテストで剥離がないことを確認しています。意匠表面を建材として使う際は、色だけでなく加工後の密着性も重要な評価項目です。

| 試験 | 条件・既存記事の結果 |
|---|---|
| 曲げ | 90° R0.75t、t=0.4mm/割れ・剥離なし |
| 落重 | 先端径5/8in、4lb、4ft/割れ・剥離なし |
| 煮沸・テープ | 100℃水道水×48hr/剥離なし |
07用途・受賞・採用事例
既存記事では、第5回「ものづくり日本大賞」優秀賞(製造・生産プロセス部門)と、特許4418386号を紹介しています。

採用事例として片瀬江ノ島駅 IP-Goldチタン屋根や、温泉環境下のチタン内装天井材があります。
08FAQ・まとめ
IP Goldチタンは海辺でも使えますか?
既存のCCT試験では高い耐食性が示されていますが、実際の採用では設置環境、納まり、異種金属接触なども含めて仕様を確認します。
曲げ加工すると表面が剥がれませんか?
既存記事の0.4mm試験片による90°曲げ試験では、割れや剥離がないことが記録されています。実製品では板厚や曲げ条件ごとに確認が必要です。
SUS316より必ず優れていますか?
材料の優劣は環境と要求性能で変わります。この記事のCCT280サイクル試験ではチタンとSUS316に結果差がありましたが、実案件では条件ごとに選定します。
まとめ
IP Goldチタンは、純チタンの耐食性と黄金色の意匠を組み合わせた材料です。既存の耐食・曲げ・落重・密着試験結果を確認しながら、用途と加工条件に合わせて仕様を決めることが重要です。