ステンレスパネルは、表面材を箱型に曲げ、背面材・周囲の骨・横支えなどで補強して製作します。薄いステンレス板やチタン板でも、板厚、パネル寸法、補強ピッチ、接合方法を適切に設計することで、壁・天井などに使えるパネルへ構成できます。
01ステンレスパネルの基本構造
基本形は、表面の金属板の4辺を曲げた箱型です。平板のままではたわみやすい材料でも、曲げと背面補強を組み合わせることでパネルとして自立しやすくなります。

より多様なパネル構造は意匠金属パネルの構造・取付ガイドで比較しています。
02板厚の違いと補強の考え方
既存記事では、通常1.5mm程度のステンレスパネルのほか、0.3mm、0.6mm、1.0mmなどの薄板や、0.3〜0.4mmのチタンをパネル化する例を紹介しています。

| 材料・板厚例 | 設計上の考え方 |
|---|---|
| ステンレス1.5mm | 一般的なパネル構造の一例 |
| ステンレス0.6〜1.0mm | 背面補強でたわみを抑える |
| チタン0.3〜0.4mm | 軽量・高価な材料を薄板で活用 |
03薄板を支える背面補強
薄板はそのままではたわみやへこみが生じやすいため、背面材、周囲の骨、横支えを組み合わせます。以下は既存記事で紹介している代表的な当社設計例です。

04ステンレスパネル製作の5工程
表面材を箱型にする。
例では1.0mmステンレスを使用。
例では3.0mm×20mmアングル。
例では約500mmピッチ。
既存例では接着工法を採用。
これらの寸法は既存記事の製作例です。実際のパネル寸法、材料、取付条件に応じて補強設計は変わります。
05接着と溶接の考え方
既存の製作例では、薄板への熱影響を抑えながら背面補強を組み合わせるため、溶接ではなく接着工法を採用しています。材料、強度、使用環境、メンテナンス方法によって適切な接合方法は変わります。
06壁・天井への展開
背面補強した金属パネルは、内装・外装の壁面、天井などへ展開できます。取付方法はパネル構造と現場条件で決めます。


3D意匠パネルのカット・曲げ構造は3D意匠ステンレスパネルの取付構造、目地やビスは3D意匠ステンレス天井FAQで確認できます。
07パネル構造の選び方
| 確認項目 | 設計で見るポイント |
|---|---|
| 板厚・材質 | 重量、たわみ、加工性 |
| パネルサイズ | 補強ピッチ、運搬、施工性 |
| 表面意匠 | 鏡面・研磨・3D形状への熱影響 |
| 取付場所 | 壁・天井・屋内外、安全性 |
| 接合方法 | 接着、溶接、リベット、ビスなど |
構造バリエーションを横断して比較する場合は意匠金属パネル構造ガイドを基幹ページとして参照してください。
08FAQ・まとめ
薄いステンレス板でもパネルにできますか?
背面材、周囲の骨、横支えなどで補強することで薄板をパネル化できます。
表面材はどのような形にしますか?
基本例では4辺を曲げて箱型にします。用途によって他の構造もあります。
接着だけで作れますか?
既存記事では接着工法の例を紹介していますが、実際の強度・環境・安全条件に応じて接合方法を選定します。
まとめ
ステンレスパネルは、薄い表面材を曲げ、背面補強と接合方法を組み合わせて構造化します。板厚、サイズ、表面意匠、取付場所を先に整理し、必要な補強と納まりを設計することが重要です。