ステンレスの重さは、鋼種によって異なります。代表的なSUS304の比重を基準に、SUS316・SUS430やアルミ・銅・チタン・鉄との違い、板材の重量を求める計算方法を紹介します。
ステンレスの重さは鋼種で違う
ステンレスの比重は鋼種によって変わります。代表的な鋼種の比重は次のとおりです。
- SUS304(汎用ステンレス鋼):7.93g/cm³
- SUS316(耐食性ステンレス鋼):7.98g/cm³
- SUS430(フェライト系汎用ステンレス鋼):7.7g/cm³
さらに多くの鋼種の比重を確認したい場合は、日鉄ステンレス株式会社の情報をご覧ください。
ステンレス鋼種とは
ステンレスは、鉄にクロムなどの元素を加えた鋼です。熱に強い、錆びにくい、硬いなど、用途に応じた多くの鋼種があります。混ぜる元素の違いによって、比重や重量も変わります。
抗菌性に優れたステンレス鋼もあり、詳しくは抗菌性デザイニングステンレスの提案で紹介しています。
ステンレスと他の金属の重さ比較
SUS304の比重7.93g/cm³と比較すると、代表的な金属の比重は次のとおりです。
- アルミニウム:約2.7g/cm³
- 銅:約8.9g/cm³
- チタン:約4.5g/cm³
- 鉄:約7.85g/cm³
同じ体積で比べると、ステンレスは鉄とほぼ同じ重さです。銅より軽く、チタンやアルミニウムより重い金属です。ただし、実際の部材重量は体積で決まり、強度を考慮して板厚を薄くできる場合は重量が変わります。
高強度のステンレス鋼として、二相鋼ステンレスもあります。元記事では、同じ板厚で強度が2倍と紹介されています。詳しくは日鉄ステンレス株式会社のDuplex情報をご覧ください。
ステンレス板の重さを計算する方法
SUS304(比重7.93g/cm³)の板厚3.0mm、板幅1000mm、板長さ2000mmの板を例にします。
mmをmに換算すると、計算式は次のとおりです。
3 × 1 × 2 × 7.93 = 47.58kg
パイプや型鋼は、展開して板状として計算する方法や、断面形状から求める方法があります。
よくある質問
ステンレスは鉄より重いですか?
SUS304と鉄を同じ体積で比べると、SUS304の比重は7.93、鉄は約7.85で、ほぼ同じ重さです。
ステンレスの比重はすべて同じですか?
鋼種によって異なります。SUS304、SUS316、SUS430でも比重は異なります。
板材の重量はどう計算しますか?
板厚・幅・長さをメートル単位にそろえ、比重を掛けて計算します。例では3×1×2×7.93=47.58kgです。
まとめ
ステンレスの比重は鋼種によって異なります。重量を求めるときは、鋼種の比重と板材の体積を確認し、板厚・幅・長さをそろえて計算します。
板・丸パイプ・角パイプの重量計算には、重量計算サイトも利用できます。