金属タイルは、ステンレスやチタンを小割りし、レーザー切断と意匠研磨を組み合わせてつくる装飾部材です。正方形だけでなく、六角形や異形、研磨方向の組み合わせなどによって、壁面にリズムと反射差をつくれます。本記事では素材・加工・用途・試作の順で整理します。
01金属タイルに使うステンレスとチタン
| 素材 | 特徴 | 向く検討 |
|---|---|---|
| ステンレス | 強度・耐食性・仕上げ選択肢が多い | 内装壁、什器、サイン |
| チタン | 軽量・高耐食・発色表現 | 軽量化、色表現、沿岸環境 |
チタンの意匠特性はデザインチタンで詳しく解説しています。
02レーザー切断で形状をつくる
レーザー切断は、正方形・長方形だけでなく、六角形、波形、ロゴ、幾何学形状などを切り出せる加工です。タイルとして反復する場合は、目地幅・寸法公差・切断熱の影響・角部形状を含めて設計します。
残材の活用を含むネスティングは金属残材を活かすピクトサインも参考になります。
03研磨方向でタイルの表情を変える
同じ素材でも、ヘアライン、鏡面、バイブレーション、ブラストなどで反射は大きく変わります。さらに隣り合うタイルの研磨方向を90度ずつ変えると、照明に対する明暗差をパターンとして設計できます。
各仕上げの基礎はステンレス表面仕上げを参照してください。
04用途は壁面・什器・アクセントから考える
元記事では壁面装飾、キッチン・水回り、外装アクセントなどを用途候補として挙げています。ただし床材として使う場合は、滑り、段差、荷重、清掃、固定方法を別途検討する必要があります。
金属タイルは「素材の耐久性」だけで用途を決めず、取り付け構造と接触条件まで確認してください。
05オーダーメイドと試作の進め方
- 素材を決める
- タイル形状と割付を決める
- 研磨・発色・ブラストを選ぶ
- 実寸または縮尺サンプルで反射を確認する
- 取付方法・目地・端部を決める
チタン加工の基本はチタン加工とは?で整理しています。
06FAQ・まとめ
金属タイルは1種類の仕上げだけですか?
複数の研磨や方向を組み合わせることで、同じ素材でも反射差をつくれます。
チタンを小さなタイルにできますか?
切断・板厚・取付方法の条件を確認しながら設計します。軽量性や発色を活かせます。
最初から大量製作が必要ですか?
形状と意匠を確認するため、まず試作サンプルを作る進め方が有効です。
金属タイルは、レーザーでつくる形状と研磨による反射をセットで設計する部材です。素材、割付、目地、照明、取付を一体で考えると意匠効果を引き出しやすくなります。
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