Champagne Gold Titanium
控えめに、しかし確かに。
シャンパンゴールドという選択。
華美に主張せず、空間に静かな品格を添える金色。
その美しさを「100年建材」として実現する、当社のシャンパンゴールドチタン。
グラスを満たした一杯のシャンパンに光が差し込むとき、そこに生まれるのは黄金そのものの強い輝きではなく、わずかに白を含んだ、やわらかく繊細な金色です。祝祭の場でそっと掲げられるその色は、豪奢でありながら決して押しつけがましくない——「シャンパンゴールド」と呼ばれるこの色は、成熟した大人の贅沢を象徴する色として、近年あらためて多くの人を魅了しています。
東洋ステンレス研磨工業の特許技術「IPゴールドチタン」は、純粋な黄金色だけでなく、この上質なシャンパンゴールドをチタンの表面に再現することができます。しかも、塗装や箔貼りでは決して得られない高い耐食性と、半永久的に色褪せない持続性を備えた金色として——。本ページでは、シャンパンゴールドという色の魅力と、それを「建材」として成立させるシャンパンゴールドチタンの技術的な優位性をご紹介します。
The Allure
シャンパンゴールドが、人を惹きつける理由
シャンパンゴールドは、黄金(イエローゴールド)と銀色のあわいに位置する色です。純金の強い主張をやわらげ、ほのかに白やベージュ、シルバーの落ち着きを溶け込ませることで、華やかさと品の良さを両立させています。それは「目立つための金」ではなく、空間や身につける人を引き立てるための金であり、ファッション、宝飾、自動車、建築まで、上質さを求める領域で選ばれ続けてきました。
その名の由来であるシャンパンは、祝祭と祝福の象徴です。栓が抜かれ、グラスに注がれ、無数の気泡が立ちのぼる——その一瞬に光が宿す色こそがシャンパンゴールドです。完成された喜びを声高に叫ぶのではなく、静かに、しかし確かに祝う。そんな成熟した美意識が、この色には息づいています。
とりわけ日本の美意識との親和性は見逃せません。古来、日本建築は「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」——光と影の繊細な移ろいや、素材本来の質感を尊ぶ思想を育んできました。強い反射でまばゆく輝く金よりも、障子越しのやわらかな光や木漏れ日に呼応してしっとりと発色するシャンパンゴールドのほうが、和の空間には深く溶け込みます。シャンパンゴールドは、華やかさと静けさという、相反する価値を同時に満たす希有な色なのです。

In the Space
空間にもたらす、3つの効果
押しつけない高級感
純金の強い輝きは時に空間を支配しますが、シャンパンゴールドは光をやわらかく拡散し、上質さを保ちながら主張しすぎません。住空間にもパブリック空間にも、品よく馴染みます。
光で表情が変わる
自然光・照明・見る角度によって、明るいシャンパンからレッド寄りの深い金まで、表情が繊細に移ろいます。時間帯ごとに異なる顔を見せ、空間に奥行きと物語を与えます。
和にも洋にも調和
寺社仏閣の荘厳さにも、モダンなホテルやレジデンスのファサードにも違和感なく溶け込みます。木・石・漆といった自然素材とも美しく響き合う、汎用性の高い金色です。
Our Technology
「色」ではなく「素材」として実現する、
シャンパンゴールドチタン
一般に「シャンパンゴールド」と言えば、塗装やメッキ、箔貼りによる着色を指すことがほとんどです。しかしこれらは時間の経過とともに退色・剥離・下地の劣化が避けられず、屋外や水まわりでは美観を長く保つことが困難でした。
当社のシャンパンゴールドチタンは、根本から発想が異なります。特許技術であるIPゴールドチタン(イオンプレーティング)は、金色を呈する複数のチタンイオン化合物をイオン化し、チタン素地の表面に強固にコーティングして成膜する技術です。色は塗られるのではなく、金属皮膜そのものとして素材と一体化しています。当社の意匠研磨技術とイオンプレーティング技術を複合させることで、荘厳な金色の表面を大面積かつ均一に実現しました。
ゴールドの色調は白を含んだ上質なシャンパンゴールドを生成することが可能です。重要なのは、色調を変えても性能は一切変わらないこと。高い耐食性と持続性をそのままに、柔らかな印象のシャンパンゴールドを長期にわたり保ち続けます。
| 成膜方式 | イオンプレーティング(IP)法+意匠研磨の複合技術 |
| 色調 | シャンパンゴールド |
| 基材 | 日本製鉄製チタン |
| 下地処理 | 不要(箔貼りの接着層がないため経年劣化が少ない) |
Why Titanium
なぜ、チタンなのか。
軽い、強い、錆びない。三拍子そろったチタンは、シャンパンゴールドを「100年建材」へと押し上げます。
01
圧倒的な軽さと強さ
チタンの比重は銅の約2分の1、鋼やステンレスの約3分の2でありながら、鋼とほぼ同等の強度を誇ります。航空機にも使われる軽量・高強度の金属であり、構造への重量負担が小さいため、屋根材や大型の壁面・外装にも好適です。
02
プラチナに並ぶ、錆びにくさ
チタンの表面には常温で瞬時に安定した酸化皮膜が形成され、海水や潮風に対してプラチナ並みの耐食性を発揮します。ステンレス鋼で問題となる応力腐食・孔食・隙間腐食の心配がなく、酸性雨や温泉地の硫化水素ガスにも比類のない耐久性を示します。
03
傷に強く、複雑な加工にも追従
IPゴールドチタンの皮膜は金属イオン形成皮膜のため傷がつきにくく、皮膜とチタン素地は強固に結合しています。切断・曲げ・絞りといった過酷な加工条件にも比類なき密着性で追従し、剥離の心配がありません。意匠の自由度が高い金色です。
Proven Performance
データが裏づける、確かな性能
シャンパンゴールドチタンの性能は、IPゴールドチタンとして各種試験で実証済みです。色調が変わっても、この性能はそのまま受け継がれます。
| 耐食性(CCT試験) | 人工海水噴霧→乾燥→湿潤を280サイクル繰り返す試験で、金箔銅板やSUS316蒸着ゴールドに比べ極めて高い耐食性を確認。腐食・変色はほとんど見られませんでした。 |
| 曲げ試験 | 板厚0.4mmのチタンをR0.75tで90°曲げ加工しても、皮膜剥離・変色は一切なし。施工現場での曲げ・折り曲げ施工にも対応します。 |
| 落重試験(ASTM G14準拠) | 直径15.875mm・重量1.81kgの錘を高さ1.22mから落下させても、皮膜に大きな損傷なし。手すり・外装材としての衝撃耐性を実証しました。 |
| 碁盤目ケガキ&煮沸試験 | 100℃の水道水に48時間浸漬後のテープ剥離試験で、皮膜剥離は確認されず。長期的な密着性・耐久性の高さを示します。 |
| 耐変色性(沖縄5年暴露) | 塩害の厳しい沖縄での5年暴露試験で色差ΔE*=2.7という低い値を記録。長期にわたり美しい金色の美観を維持する「100年建材」としての価値を裏づけました。 |
※第5回「ものづくり日本大賞」優秀賞【製造・生産プロセス部門】受賞技術
Track Record
伝統建築が選んだ、信頼の金色
IPゴールドチタンは、高野山・康安寺・浅草寺・六波羅蜜寺・龍王神社(熊本県八代市)など、数多くの寺社仏閣に採用されてきました。屋根の宝珠から内陣の壁面、本殿の手摺に至るまで、過酷な屋外環境でも長期にわたって荘厳な金色を保ち続けています。近年ではイスラム圏・アラブ諸国のモスク等からの引き合いも増加しています。
| 龍王神社 | 熊本県八代市・屋根装飾 |
| 高野山 総持院 大師堂 | 屋根・宝珠 |
| 康安寺 | 内陣 壁面 |
| 六波羅蜜寺 | 内陣(京都市) |
| 浅草寺 本殿 | 手摺 |
時を超えて、色褪せない。
シャンパンゴールドは、強く主張せずに空間の格を静かに引き上げる、成熟した美の色です。しかし「色の美しさ」だけでは、建材としての価値は完結しません。屋外の塩害や酸性雨、医療施設の洗浄剤、年月による劣化——あらゆる環境を越えて、その美しさをどれだけ長く保てるか。そこにこそ、本当の差が生まれます。
東洋ステンレス研磨工業のシャンパンゴールドチタンは、塗装でも箔貼りでもない、金属皮膜そのものとしての金色です。チタンの軽さ・強さ・錆びにくさと、IPゴールドチタンの高耐食・高密着・耐変色性を併せ持ち、シャンパンゴールドの繊細な美しさを半永久的に保ち続けます。伝統と革新の接点で、次世代の建築空間に「持続する金色」という新しい価値を。ぜひ実物の質感を、お確かめください。