MAKO梅枝を斜めラインへカスタマイズ|意匠研磨の設備変更事例

MAKO「梅枝」は、枝が伸びるような研磨ラインを特徴とする意匠ステンレスです。本事例では、標準の縦方向デザインを「もっと枝が脈々と伸びるような斜めライン」「大きくまばらな枝の動き」へ変更するため、設備配置と研磨ヘッド構造まで調整してカスタマイズしました。

01標準の梅枝

標準のMAKO梅枝は、研磨ラインが縦方向に流れるデザインです。金属表面の光沢差と線の動きによって、植物の枝を想起させる表情をつくります。

標準のMAKO梅枝の縦ライン

研磨方向が見え方に与える影響はシート状研磨ヘアライン仕上げでも確認できます。

02カスタマイズ要望

今回の要望は、標準の縦ラインから離れ、「梅の枝が脈々と斜めへ伸びていくようにしたい」「枝が均一ではなく、大きくまばらに伸びる様子を表現したい」というものでした。

既存デザインの色や柄を少し変えるだけではなく、研磨する方向と動きそのものを変更する必要があるカスタマイズです。

03設備・研磨ヘッドの変更

変更点 目的
設備配置 通常の縦方向ではなく斜めラインを形成する
研磨ライン 大きくまばらな枝の動きをつくる
研磨ヘッド構造 標準品とは異なる軌跡をつくる

意匠研磨は研磨材だけでなく、ヘッドの動き、送り、方向、加工順序などによって表情が変わります。複数工程を組み合わせる考え方は複合研磨技術にもつながります。

04仕上がりの違い

梅枝カスタマイズの斜め研磨ライン 梅枝カスタマイズ研磨の加工例

カスタマイズ後のMAKO梅枝

標準品と比べ、研磨ラインの角度と密度が変わることで、枝が伸びていく動きがより強く感じられる表面になりました。

05意匠研磨のカスタマイズ

意匠研磨のカスタマイズでは「柄を変える」だけでなく、求めるイメージを研磨方向、線の密度、光沢差、設備動作へ分解することが重要です。小ロットでの試作を行い、見え方を確認しながら量産条件へつなげることで、デザイナーの意図に近づけます。

麻の葉模様の意匠研磨事例も、イメージを金属表現へ置き換えた事例です。

06関連技術

07FAQ

既存の意匠パターンを斜め方向へ変更できますか?

本事例では、設備配置と研磨ヘッド構造を調整し、標準の縦方向から斜め方向へカスタマイズしました。

カスタマイズでは何を決めますか?

研磨方向、線の密度、動き、光沢差、加工方法などを、求めるイメージに合わせて検討します。

08まとめ

MAKO梅枝のカスタマイズでは、標準の縦ラインを斜めへ変更するため、設備配置と研磨ヘッドまで調整しました。意匠研磨は、表面の模様だけでなく、加工設備の動きを設計することで表現の幅を広げられます。


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