金属研磨は、表面をきれいに見せるためだけの作業ではありません。表面の凹凸を整え、光沢や模様を与え、用途に応じた機能性を付加する目的があります。この記事では、金属研磨を行う主な目的と、代表的なバフ研磨、#400研磨による表面の変化を解説します。
01金属研磨を行う3つの目的
- 表面の凹凸を少なくし、滑らかにする
- 表面に光沢を与え、美しく仕上げる
- 用途に応じた機能性を付加する
02研磨によって得られる効果
意匠性

研磨によって光沢を与えるほか、模様を付けたり、あえて表面にうねりを見せたりできます。
機能性
研磨方法によっては、指紋を付きにくくしたり、傷が付いても目立ちにくくしたりできます。ただし、得られる特性は研磨方法によって異なります。
03主な研磨仕上げの種類
04バフ研磨とは
バフとは、綿などの布で作られた研磨用の道具です。このバフを使ってステンレスを磨く加工を、バフ研磨と呼びます。

写真は、ステンレスの研磨に使用するバフです。
05#400研磨による表面の変化
バフ研磨には複数の種類があり、「#400」のような呼び方で区別されます。#400研磨を行うと、未加工の状態に比べて表面の仕上がりが大きく変わります。


左はSUS304 2Bの原板、右はSUS304 2Bの#400研磨後です。原板では何も映らなかった表面に、研磨後は天井がはっきり映っています。
06鋼種の400番台と#400研磨の違い
ステンレスの鋼種を紹介したコラムにも400番台が登場しますが、ステンレス鋼種の400番台と、研磨の種類を示す#400は別のものです。
07よくある質問
金属を研磨するのは見た目を良くするためだけですか?
見た目を整えるだけでなく、表面の凹凸を減らしたり、研磨方法に応じた機能性を付加したりする目的があります。
バフ研磨とは何ですか?
綿などの布で作られたバフを使い、ステンレスなどの金属表面を磨く加工です。
ステンレス鋼種の400番台と#400研磨は同じですか?
異なります。400番台はステンレスの鋼種区分、#400は研磨の種類を示す呼び方です。
08まとめ
金属研磨には、表面を滑らかにする、意匠性を高める、機能性を付加するという目的があります。仕上げごとの特徴を理解し、用途に合う研磨方法を選ぶことが重要です。